頼まれごとは試されごと vol.2
***** 05/26付けデイリークレドの紹介です *****
頼まれごとに関する面白い実験があります。
*著名温度差発電で有名な上原春男先生による実験です。
先生は、長年、研究や実験で忙しそうにしている学生に、わざと「お腹がすいたから、
パンを買ってきてくれないか。」とお使いを頼むそうです。それに対して学生が
どんな反応を示し、将来どのように成長していくかを多数のサンプルから統計を
取ってみたそうです。 学生の反応は5つのパターンに分類される、とのこと。
①「はい。すぐ行ってきます」と二つ返事ですみやかに席を立つ
②「わかりました」とやりかけの仕事をすぐに一段落させてから行く
③「これをしてから行きますから、少し待ってください」と当面の仕事を優先させる
④いかにも気乗りのしない様子で、黙ってしぶしぶ席を立つ
⑤「なんで、私が先生のパンを買いにいかなくてはいけないのですか」と食ってかかり、結局行かない
結果①と②のようなやさしい反応を見せた学生は、ほとんど成績も伸び、いい仕事に
就き、満ち足りた人生を送ったという。逆に④や⑤のような反応をした人は、
仕事を転々としたりして、あまり幸せそうな人生を送っていないということであった。
このことから何を学ぶでしょうか?年間300回もの講演を全国でされている
中村文昭さんの言葉で締めくくります。「頼まれごとは試されごと」
*デイリークレドの解説は↓にて。
http://nubowty.naganoblog.jp/e799669.html