秋の産地視察シリーズも中盤戦。
今回は特別企画?の松の生産地、野中園芸さんを見学。
茨城県の波崎まで、片道約5時間半。日帰りで行ってきました。
全て路地栽培。この松が1年目(今年初めに植えたもの)の松の子どもたちです。
上の写真でもわかる通り、ほつぽつと色が変色している松がありましが、
これは「松食い虫」の被害。根っこが食べ尽くされています。年々被害が拡大中だとか・・。
こちら3年目の松の大人たち。出荷待ちの状態です。人の身長以上に成長しました。
専用の機械でバッサバッサと切りたおられていきます。あぁ無常なり・・・。
切った後の畑の様子。出荷後、この状態から株を掘り起こし、たがやされ、
また新しい松の苗が植えられていきます。
切り倒された松を集めて束にしていきます。まさに「腰の折れる作業」とはこれのこと。
どんどんと慣れた手つきで作業が進んでいきます。皆、高齢の方々ですが、お元気です!
束ね終わった松は、トラックにどんどんと積み込まれ、作業場へ移動します。
こちらの作業場全体風景。
先ほどのトラックの松が運ばれてきました。
ここから1本1本松の手入れが始まります。まずは余計な横枝を切り落とします。
綺麗ではない葉や一定以上下にある部分は、専用機械で綺麗さっぱり丸刈りに。
等級別にどんどんと仕分けされていきます。
仕分け後の松の状態。この状態がいわゆる花屋の店頭に並ぶ状態です。
サンプルで見せて頂いた、等級別の松の見本。等級は単純に1本1本の松の
出来栄えで決まります(それ以外の条件がありません)。等級低かろうと
高かろうと、生産コストはまったく一緒です。
最後は低い冷蔵庫で水に入れて管理。これが今年の年末になって、
花屋さんに並ぶわけです。松ってさすが長持ちします!!
生産者の野中さん。いろいろとお世話になり、本当にありがとうございます。
最後にちょこっとだけ千両も見学させて頂きました。
こちらがハウス?の外観。詳しくは省きますが、千両は非常にデリケートなお花で、
遮光から菌対策から、かなりの手間がかかって生産されているお花です。
生産者さんによっては見学一切NGですが、入口からちょこっとだけのぞかせて頂きました。
吊るしているのがわかりますでしょうか?でないと折れてしまうんですよね。
千両は間違いなく、これからもどんどんと生産量が激減していくでしょう。
それについては別で話したいとおもます。。。。
そんなわけで、今年は若松は野中園芸さん一本で販売していきます。
12月末をお楽しみに!