聞く技術

ヌボー生花店 山崎年起

2013年01月24日 05:00




今週の本は【プロカウンセラーの聞く技術】です。

来月の社内読書のテーマが「聞く」なので、「聞く」系の本を何冊か
読みましたが、その中でも最も本質的な本でした。非常に勉強になります。


◇印象深い言葉は以下の通り。

1.相手の話と心を理解しようとする姿勢で、自分の方に相手の話を引き付けない聞き方をする。相手と自分は立場が違うと認識する

2.悩みを解決できるよう他者ができることは心のケア。心のケアの最良のものは悩みを批判したり助言する事ではなく、ただひたすら聞いてあげること。

3.答えられない質問、正答がいくつもある質問こそ、大切な質問。答えられない質問には答えないで、相手の心を開くことが聞き上手のコツ。

4.聞き手として、じっくりと相手の話を聞き、人格と乖離した助言を避け、話し手が自分自身で自分の人生の知恵を見出すことを促進する以外に有効な方法がない

5.相手に素直であることと、自分に素直であることを区別する。相手のことは相手の思いのままに聞き、自分の思いは相手が聞くまで胸にしまっておくだけ。

6.常に相手を理解しようと心がけることが大切。自分の立場を主張するのではなく、相手の気持ちになって、しかも相手と自分を混合しないこと。

7.聞き手が相手と同一視してしまっていると、ついつい自分ならこうするよ、というような助言をしてしまうが、このような助言が話し手の役に立つことは実際にはほとんどない

8.聞く態度の基本は聞き手と話してが対等な人間関係を持っていること。

9.プロの聞き手の関心は内容より話し手の行動にある。どうして話してがその話をするのか?

10.相手の話を聞く態度で大変な差し障りがあることがある。それは相手から話を聞き出そうとする態度。


◇今日からの実行

1.相手の話す内容ではなく、相手がなぜその内容を話したいのか、考える。

2.情報は提供するが、助言しないこと。

3.相手は相手。自分は自分。混合せず、すべては相手のこととして聞くこと。


amazonのレビュー数もさることながら、その評価の高さに納得の1冊です。