安売りしない会社はどこで努力をしているか?
今週の本は【安売りしない会社はどこで努力をしているか?】です。
スターブランドの村尾さんの本です。以前、村尾さんの
「小さな会社のブランド戦略」を呼んで、クレド導入を決意した経緯もあり、
結構思い入れのある方の本です。
非常に良かったです。「安売りしない」は今の小さな会社の商売の基本ではないでしょうか。
◇印象深い言葉は以下の通り。
1.どんなに便利な世の中になったように見えても、人には商品やサービスに対する不平や不満、不便や不安がまだまだエンドレスにある。
2.競合が気づいていないようなお客様の困り毎を、会社として解消し続けることができれば価格競争に巻き込まれることはない。
3.安売りしない会社は例外なくスタッフ力の強化に多大なエネルギーと時間を費やしている。
4.お店の価値を上げる簡単な方法は、お客様にありえないくらい強い関心を持つこと。
5.とことん顧客心理を考える。購入までのプロセスを研究する。本当の購買意思決定者を見つけてリーチする。
6.安売りをしない会社は10人に1人しか気づかないようなことに対して、いつも一生懸命。
7.会社やお店のファンは売った後にできるもの。
8.スタッフが自発的に喜びの声を集めるアクションを取り始めたら、チーム力が上がってきたと判断しても良い。
9.小さくても支持を得ている会社やお店の経営者やスタッフは、いくつになっても勉強をし続けている。何に対しても飽くなき好奇心を持ち続け、自分が知らないことであれば、それに目を輝かせている。
10.経営者にとって一番大事な数字は利益。利益を上げるということは、ありがとうの数を数えて、ありがとうの数を増やすということ。利益は、ありがとうと言ってもらった数から、ありがとうを言った数を引いた数のこと。
◇明日からの実行
1.今後も絶対に安売りはしない。「モノ」ではなく「コト」を売ること。
2.今後も社員教育に多大なる時間と費用をかけること。
3.今後も売った後に何ができるのかを考え、行動し続けること。
花屋が専門店として、こういったことを競争し合えば、必ず業界は元気になると確信します。