地場コーナーの花

ヌボー生花店 山崎年起

2013年08月13日 05:00




昨日のある店舗でのお話。

そのお店はスーパーのテナントとして出店しています。


そのスーパーの中には、地場コーナーがあり、野菜だけでなく、

地元農家さんが作ったお花が山のように販売されます。もちろん価格は格安。

しかも販売場所が、当社の店舗から約10m。ばっちり目視できる距離。


しかも、たまたまそのスーパーの近くには、最近Aコープ(JA)の大型店も出来たため、

そちらにも大量に地場の格安なお花が並んでいます。


そんなわけか、当社の努力不足か、昨日その店舗、数字が苦戦しており、

店長がぼそっと一言。「地場コーナーにこれだけお花並んだの初めてなので・・・

さすがに厳しいですね・・・。どうしましょう・・・。」


そんな時の私の一言は、大抵こんな感じ。

「そんなことより、目と鼻の先にあれだけ安い花があるにもかかわらず、

これだけ沢山のお客さんが当社のお花を買ってくれているよね。

その人達はなぜ当社に来てくれていると思う?

数字云々より、まずはその方々の期待にしっかりと答えること、

そして、期待以上のサービスができるよう、精一杯のサービスをすること。

それに集中してほしい。販売員が元気なかったら、お客様が困るんだよ!」


私自身も常に数字を意識しよう、と伝えてはいますが、それは閉店後でもOK。

開店中は無我夢中でお客様へサービスしてほしいと心から願います。

お客様はそれをヌボー生花店に期待して、高いお花、購入くださっているわけですからね。


まぁしかし、店長の悲しい気持ち、すごくよくわかりますけどね・・・

人間は感情の生き物ですからね。やっぱり目と鼻の先で、家主さんに

お花を安売りされたら、悲しいですよね。それは否定できません。