話を聴く
人間は誰しもストレスをかかえているもの。
ストレスの原因となる問題は、簡単に解決できることはほんとどない。
ストレスとは、その「問題自体」から発生するというよりは、
「解決できない不安」から発生するものだと思う。
そんなとき、その悩みについて話を真剣に聴いてくれるだけで、
不安感はすこしスッキリするものだと思う。
何に悩み、何にストレスを感じているのか。
共有するだけで、どこか安心感を得るのは、人間の生理的現象なのだと思う。
解決策を提示する必要はない。
逆に解決策を提示すると、うっとおしい、話しづらくことなることもある。
「解決してほしいんじゃない、話を聴いてほしいんだ。」そう思うことは多々あるのではないか。
真剣に一緒に聞き、一緒に悩み、一緒に時間を共有するだけで、
真剣に悩んでいる問題であればあるほど、一時の安らぎを得られるのだと思う。
会社における上司部下の関係性において、
そんな「話の聞ける雰囲気」を作り出すことは、とても大切なことだと思います。
上司が話を聞いてばかりではなく、部下も上司の悩みを聴く。
お互いの立場の悩みを共有しつつ、常に前に向かって一緒にすすんでいく。
そんな関係性が築けると、とても楽しいのではないか、そう思います。