仲間外れ
先日受講したセミナーの一環で、グループで話し合いをしていたところ、こんな話があった。
「私の会社に、周りの男性から大変嫌われている女性がいる。本人もそれをわかっている。
上司としていろいろ彼女を変えようと必死にやってきて、すこしずつ彼女は変わってきている。
でも周りの反応は変わらない。1年たって、これは本人の問題ではなくて、周りの問題では
ないかと気づき始めた。これからは周りの男性にアプローチが必要なのだと思う」
それに対して、別の方が一言。
「標的がいると、悪い意味でチームが一体化するんですよね。もし仮にその人が辞めて
しまったら、別の標的ができると思いますよ。だから本人の問題ではない。」
失礼な言い方だが、本当に面白い事例であり、私としても納得感のある内容だ。
グループは「ある共通的な話題」で盛り上がりって一体感があると感じていたいだけなのだ。
だから「その話題がなくなること」を恐れる。そして「その話題がないと落ち着かなくなる」。
非常に怖い問題だが、そういうことは往々にしてあることを頭においておいてほしい。
仕事上では、上司も部下もみな、平等に客観的な会話力が求めらるのだと思います。