沖縄料理屋さん

ヌボー生花店 山崎年起

2012年04月11日 06:00



全社MTGでもお話しした内容ですが・・・

先日、OPENしたばかりの沖縄料理屋さんに行ったときの話。
*開店花沢山あったのに当社のはたった1つ。頑張らねば・・・。

長文ですが失礼します。自分のためにも記録に残します。


お店のメニューはまだ5つのみ。そのうち1つは高級品なので対象外。

麺類2つに、ご飯もの2つ。ご飯が食べたくなった私はある料理を頼む。

が、ご飯もの両方共が品切れ・・・。渋々麺類を頼む。

個人的には残念で仕方なかったのだが、OPEN直後だから仕方ないと諦めた。

が、その時間は夕方17時半頃。これから日曜の夕時である。まだまだお客様は

いらっしゃるはず。はたして来て下さったお客様になんて説明するのだろうか、

と興味津々に見ていたところ・・・。


次のお客様が入ってきたところで、店主がパートさんに指示を出す。

パートさんは指示通り、お客様にこういった。

「すみません、こちらは品切れしまして。こちらはございますので、こちらからお選び下さい。」

その次のお客様にもにたような対応。


皆さんはこの話、どう感じられたでしょうか。

様々な考察があると思いますが、私個人の感想は

「せっかくのチャンスをもったいない」と思うのです。


花屋もそうですが、飲食店もリピーターを増やすしか生き残るすべはありません。

OPENの時は皆物珍しさで来てくれます。が、それも1か月程度で終わります。

そのあとは他の店と違うなにか「差別化」できる特徴がないと厳しいですよね。
*味で差別化なんて本当に難しいですよ。だって大抵おいしい時代ですから。


だからこそまずは「サービス・人」で勝負するしかないじゃないですか。

でもお店側からして、飲食的で特別な「サービス」を提供する場面に

出会えることってそうそうないですよね。*よっぽど工夫すれば別ですが。

だからこそ、こんな「ピンチ」が「チャンス」なんだと思うんですよ。


「品切れ」。だからこそお客様に「特別なサービス」を提供できるチャンスです。

ただ一言「ありません」じゃ、そのお客様二度とくるでしょうか??

でも逆に本当に申し訳ないとお詫びし、次回きたときは食べたかった料理

のサービス券(10%割引とか)を渡すとか、なにか言葉・態度・ツールを

使って紳士に店主が対応すれば、「いいお店だなー」と感心しますよね。

そしたらまた行こう、となると思うんですよ。普通に食べて帰った時に比べて。


つまり事前の期待値があったとして、普通に食べて帰ったら、

計算式は「 期待値 100 - 味は期待通りの結果 100 = 0 」なわけで、

次行く理由はあまりないわけです。ゼロですから。


でも、今回の場合、以下のような計算式が作りだせる可能性があるわけです。

「期待値 100 - 品切れ残念 50 + 素晴らしいサービス対応 100
味は期待通りの結果 100 = 50 」 → いい店だから次いこう!!

私の場合、サービスが0点だったので、-50なので、次は???。


長くなり申し訳ありませんが、これは自分のためにも書いています。

今回の教訓をしっかりと思い出すために。だから長くてごめんなさい。

でも本当に大切なことだと思うんですよね、この考え方。


リピートしてもらうには、お客様の期待を上回るサービスをする以外にありません。

つまりは「そんなチャンス」を逃さないことと、それをしっかりと「実行する」ことです。

お客様の満足度は「計算式」であることもしっかりと理解して日々仕事しましょう。


ある意味沖縄料理屋さんに感謝です。ありがとうございました。