日報

今年4月に入社した社員に、入社してからずっと日報を課していました。
(1日最低1回はメールで私に報告とする、というルール)
これは本人達にも言っていましたが、「継続力」をつけるための訓練でした。
似たようなことをやっている会社は山のようにあると思いますが、
果たして100%提出されているのか、チェックしているのか疑問です。
「毎日日報を送付するように!」と依頼している上司が、
日報が送付していることをチェックしていないとすると、どうなるか。
「さぼっても大丈夫なんだな」と部下にあるルールができあがり、それはやがて
「上司のいうことは聞かなくても大丈夫」という暗黙のルールに発展していきます。
その瞬間、規律はなくなり、上司と部下という一線はおかしくなりはじめます。
小さなことかもしれませんが、上司が部下に指示したことは、
記録する、納期を守れているかチェックする、守れていなければ指摘する、
これが「100%」できることが、上司と部下の関係を維持する大切な境界線ではないかと思います。
上司は「偉い」のではなく「役割」です。部下もそして「役割」です。
それぞれがそれぞれの役割を完璧にこなすことがチームワークの基本だと思います。
そんなわけで4月から2月まで、ずっと新人の日報の提出チェックし続けてきましたが、
なかなか大変でした(笑) 「継続は力なり」。上司にとって継続力は必須能力ではないかと感じます。