母の日の役割

母の日まで残り1ヶ月。
ネットの世界はもちろん、町中も母の日モードになってきました。
そもそもお花のイベントとして認知されている母の日ですが、
日本最大のパーソナルギフト商戦(クリスマスより遥かに大きい)で、
お花のシェアは約2割。
お花のイベントというよりは、日本で一番贈り物が盛んに行われる日、です。
そんな母の日ですが、業界の方に話を聞くと、
母の日にお花が売れなくなって久しい、とのこと。
でも市場規模は伸びているわけですから、
お花のシェアが低くなっている、っていうのが正しいはず。
お花を提供している我々に問題がある、と捉えたほうがいいのではないかと思います。
先日も東京いって、有名どころの母の日のカタログ見させて頂いたり、
ネットで各社のお花を見させて頂いたりしていますが、
ずっと気になっているのが、「配送日指定」ができない会社さんが沢山あること。
お花生物なので、管理が大変なんですよね、提供者視点から見れば理解はできます。
でも、私が利用者だったら全然嬉しくないし、利用したくない。
現代、皆忙しいですよね。注文主さんもお届け先様も。
ずっと在宅なわけないし、不在でお花の受け取り後日になったら
その分、お花の鮮度が悪くなるわけですよね。
(宅配業者さんがきちっと管理できるほど、お花は簡単じゃないし)
以前、ある大手コンビニの方に言って頂いたこと、今でも思い出します。
「お花(特に切花)のクレーム率って非常に高いんです、母の日なんて特に。
全カタログ商品の中で一番高い。3%は間違いなくある。
だから本当は極力お花は扱いたくない。
だからお花屋さん頑張ってね、プロにしか提供出来ない商品なんだから。」
難しいんですよね、生花を特定の日に大量に販売することって。
だから生花でない商品とセットにしたり、花鉢をメインにしたり、
プリザーブドを販売したり、できるだけリスクの少ない方向性を思考する。
配送日の指定を承らないのも、その一貫。
でもでも、母の日はなんだかんだ言っても、やっぱり生花を大量に購入されるイベント。
本当はお花の魅力を伝えるチャンスなんです。お花っていいなって思ってもらいたい。
普段お花を利用されない方が母の日にお花を贈ったら、
とってもお母さん感激してくれて、誕生日にまたお花を使ってくれる、これが理想。
私は7年花屋やりましたが、「母の日だから仕方ない」に
慣れることはできまんでした。気持ちはわかるけど、やっぱり妥協したくない。
一定割合クレームが発生しようとも、お客様のニーズを満たせなくても、
仕方ない、って考え方で提供する選択肢もあるんでしょうけど、
やっぱり私にはできないし、まだまだ改善しなきゃいけないことが山のようにある。
(正直言って、当社もお客様にとって母の日で不便なことや不都合なことがいっぱいあります)
母の日で儲かるか、儲からないか、で考えたら、
たぶん私はやり方は不正解ですが、お客様にとっては正解でありたい。
私は母の日で儲けるのではなく、普段使いのお花で儲けたい。
やっぱりお花はイベント一極集中ではなくて、日頃の生活に密着しているものであってほしい。
長くなりましたが、こんなこと書けばまた厳しい意見が飛んできそうですが、
自分の思いを伝えないと次に進めないので、これからも懲りずに伝えていきます。
一年に一度のお母さんへ感謝の気持ちを伝える日。
感謝の気持ちを伝える行為の連鎖で、日本中が心暖まる一日。
今年も皆様にとって素晴らしい母の日でありますように。
*もしよろしければ、当社の母の日Giftご利用下さいませ。
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